ダイヤモンドへのこだわり

カラットはダイヤモンドをはじめとする宝石の重さを量る単位で、その語源は、時間の経過に関わらず同じ重量を保つ特性があったイナゴ豆の種に由来すると言われています。かつて、主にアフリカとインドで商人が金の取引をする際に重さの単位として用いられていました。カラットが正式に0.2gに決められたのは1906年のことです。
カラットはダイヤモンドの重さを決定するものですが、重さだけがその価値を決めるわけではありません。前述の3つの基準も同様に極めて重要な要素です。

「4C」はダイヤモンドの品質を評価する4つの基準です。

ダイヤモンドのカラーは国際基準によってDからZに分類されます。Dカラーのダイヤモンドは完全な無色で、Zカラーのダイヤモンドは黄色味の強い色合いをしています。
ブシュロンが選ぶのは、DからGまでのグレードのダイヤモンドです。

FL-IF：外側にも内側にもインクルージョンが見られないダイヤモンド。

VVS1：10倍に拡大したルーペで、判別が極端に困難な程度の非常に細かなインクルージョンが外側部にあるダイヤモンド。

VVS2：10倍に拡大したルーペで、判別が極端に困難な程度の非常に細かなインクルージョンが内側にあるダイヤモンド。

VS1-VS2：10倍に拡大したルーペまたは肉眼で、（VS1は外側部に、VS2は内側に）インクルージョンがなんとか確認できるダイヤモンド。

SI1：10倍に拡大したルーペまたは肉眼で確認できる、僅かな内包物が含まれていると確認できるダイヤモンド。

I1-I2-I3：10倍に拡大したルーペまたは肉眼で、インクルージョンを確認できるダイヤモンド。

ダイヤモンドのクラリティを鑑定するには、そのストーンが持つインクルージョン（内包物）を調べる必要があります。インクルージョンは結晶体やクラウドなどの内包物であり、クラリティは数とその大きさ、位置により決まります。また光が反射する方向にも影響を及ぼします。ダイヤモンドのクラリティは国際基準によりFLからI3までのランクに分類されています。ブシュロンでは10倍に拡大して確認できるクラリティでFLからVS2のダイヤモンドのみを使用しています。

正確にカットされたダイヤモンドは、その本来の輝きを最大限に引き出します。ブシュロンでは「ベリーグッド」から「エクセレント」グレードのダイヤモンドのみを使用しています。これらのグレードは、効率よく工学的に光を反射させるために、完璧にシンメトリー（対称）になるようにカットされていることを意味しています。