ブシュロンのカラーストーン

1858年の創業以来、ブシュロンの宝石鑑定士は類まれな煌きを放つカラーストーンを探し求めてきました。ブシュロンのハイジュエリーやブライダルコレクションには、最高品質のカラーストーンが使われています。

ブシュロンでは、「RJC」(責任ある宝飾品業のための協議会)により規定されている厳格な選定基準を守り、希少価値の高いカラーストーンを選別しています。

カラーストーン

エメラルド、ルビー、サファイアなどのカラーストーンの調達は、トレーサビリティと透明性という点から、ジュエリー業界が現在抱える最大の課題の一つとなっています。国連の推計によると、カラーストーンは少なくとも世界47カ国で採掘されており、その80%は人力での小規模採掘によるものです。

これらの宝石は、世界中の様々な拠点で取引、カット、研磨、販売され、ジュエリーにセットされるまでに何度も持ち主が変わることもよくあります。ブシュロンが調達を行うカラーストーンを用いたジュエリーのラインは、トレーサビリティの取り組みの中でも、特に優先事項としてきました。

サプライヤーとの強いパートナーシップとコラボレーションが、バリューチェーンの各段階において責任ある行動を保証するトレーサビリティの取り組みに役立っており、2021年に販売されたジュエリーに使用されたカラーストーンとマザーオブパールの60%以上についてトレーサビリティが実現しました。ブシュロンは2025年までにトレーサビリティを100%にすることを目標にしています。

カラーストーンのトレーサビリティは、不透明で複雑なバリューチェーンの中で失われがちであるため、特に小規模鉱山採掘者から調達されるストーンについては依然として課題となっています。完全なトレーサビリティに向けた取り組みを継続することに加え、より大きな枠組みで解決するためには、ジュエリー業界全体によるより広範な取り組みが必要です。

colored gemstones Boucheroncolored gemstones Boucheron

オーストラリアでサステナブルな方法で養殖されたマザーオブパールと南洋パール

ブシュロンは2020年より、西オーストラリアのキンバリー地域にあるPaspaley Pearling Companyと提携しています。Paspaley Pearling Companyは、海洋管理協議会認定(Marine Stewardship Council: MSC)の真珠養殖場からサステナブルな方法で収穫されたマザーオブパールとオイスターパールを私たちに供給してくれる最大のサプライヤーです。

70年前に創業し、現在も家族経営を続ける彼らは、自然環境が真珠に及ぼす影響を目の当たりにしてきました。豊かな自然環境がなければ、質の高い真珠は生産できません。Paspaley社は、極めて高い環境基準を遵守しており、海洋管理協議会による認証を受けています。この基準とは、漁業資源の状態、養殖所が海洋生態系に与える影響、養殖所を監督する管理システムという3つの基本原則に照らして養殖所の実績を評価するものです。私たちのパートナーである彼らは、製品が持続可能な養殖所に遡るまで完全にトレーサブルであることを保証しています。

paspaleypaspaley

ブシュロンのサステイナビリティ戦略