どう事業活動を進めるのか?

革新性と創造性は、私たちのあり方を考える上での根幹を成すものです。私たちはこの考え方を、創作活動、エネルギーや廃棄物の削減、ジュエリーの販売方法の見直しに至るまで、責任ある方法での事業活動に取り入れています。

環境フットプリント

2012年以降、私たちの環境パフォーマンスは、 ケリング・グループが開発した革新的なツールである環境損益計算 (EP&L)を通じて追跡・測定されています。EP&Lは、サステナブルなビジネスモデルの実現に役立つツールであり、 ラグジュアリー業界にとどまらず、様々な業界に普及させたいと考えています。

EP&Lは製品デザイン、調達先の決定、製造の研究開発に影響を与え、日々の業務とハイレベルな戦略の双方において意思決定を行う際の重要なツールとなっており、ブシュロンはその特別な価値を認識しています。

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カーボンニュートラルな事業活動の実現

EP&Lによって私たちは二酸化炭素排出量を削減するための重点分野である、電気、エネルギー効率、輸送、製造を特定することができ、主な環境負荷はサプライチェーンに由来することがわかっています。

目標達成のためには、オペレーションチームと主要な戦略的サプライヤーとの強力なパートナーシップが重要となります。

科学的根拠に基づくケリングの1.5℃の目標に従い、ブシュロンは2030年までに2015年を基準としてスコープ1と2の絶対排出量を90%、スコープ3の排出原単位を70%削減することに取り組んでいます。二酸化炭素排出量の確実な削減のために、その目標軌道と戦略を早急に定義する必要があります。

ブシュロンのイノベーション

ブシュロンでは、 その DNAを事業に反映せるため専門チームを設け、学識者や業界リードするパートナーと協力し、技術や素材のイノベーションを推進しています。イノベーションのプロセスには専用のサステナビリティ基準が設けられ 、サステナビリティに関する助言を行うケリング ・サステナブル・ イノベーション・ ラボSILとその専門家の支援を受けています。

たとえば、リサイクル率の高い素材のテスト、エネルギー集約度の低いプロセスによる硬質素材の製造、特定の金属の天然繊維複合素材への置き換え、環境負荷の少ない素材の開発など、私たちのイノベーションチームは SIL と連携してクリエイティブ部門に新しい素材を提案しています。 また、こうした新素材や新プロセスが生み出すクリエイティブな可能性をデザイナーにアピールしています。

ジャック ドゥ ブシュロン ウルティム カプセル コレクションを通じて、メゾンはサステナブル素材を使用する意味を見出しました。ブランド初となる社会環境負荷レポート「プレシャス フォー ザ フューチャー」で発表したコミットメントがここに反映されているのです。

今回のカプセル コレクションでは、ジャック ドゥ ブシュロンの素材に産業廃棄物から再生されたリサイクル素材であるコファリットを用いました。コファリットは使用用途が限定的で地中に埋められることが多い廃棄物をガラス固形化し不活性化させたリサイクル素材です。

Jack de Boucheron Ultime capsuleJack de Boucheron Ultime capsule

ブシュロンのサステイナビリティ戦略